争奪戦
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今夜犬の散歩をしていた時のことです。場所は魚市場の近くの船着場。大きな船が、どでかいお尻をこちらに向けて停泊していました。大きな船としか形容の仕方のない大きな船でした。その大きな船からこちらのコンクリートに乗組員たちの行き来するはしごがかなりの勾配で下ろされていました。その時です。一匹の猫が一直線に、まっしぐら、梯子を登りきったと思いきや、ああ…船の中に消えてしまったのす。・・・・
猫よ何処へ・・・。
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縁あって一緒に暮らし始めて17年の時が過ぎた。背骨の曲がりや、引きずり加減で歩く後ろ足、輝きを失った眼、どれもかなりの高齢になった事を認めざるを得なかった。ずっと最近までの若い時は、しっぽは彼の感情表現のためにあるものと思っていた。喜怒哀楽をしっぽの振り方で表すのである。
今、夕刻と夜の時間の入れ替わる頃、人影の少なくなった海遊公園を散歩している。青臭い芝生のにおいと、海風が重なり合って、なんとも言えない開放感を体中が感じている。犬だってそう感じているに決まっているさ。だが、もう彼のしっぽは感情表現はしない。しっぽを振ったり丸めたりとかできなくなっているのだ。歩くときもしっぽフリフリ腰フリフリしながら後ろ足を引きずる。着床するときも、ヨイショドッコイショとしっぽでバランスをとりながら時間をかけて横になる。感情表現の愉快だった甲斐犬のしっぽは今、弱くなった彼の後ろ足を補助する頼れる筋肉の役目をしているようだ。
できるだけいつまでも一緒に散歩しようね。犬だってきっと同じこと考えているさ。
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