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2009年6月 6日 (土)

さくらんぼの実る頃

国道を渡り、少し坂を登ってまた少しだけ陰気臭いような道を進んでいった。樹木が茂っているから陰気くさい気がするのであって、3月末から4月初めにはほんのわずかな期間にこの道沿いにソメイヨシノが急ぎ咲き散る。

足もとにプチプチと、さくらんぼの紫色がつぶれている。種が向き出ているのもあるし、つやつやと丸いままのもある。口の周りを紫色にして、ポケットに詰め 込んだ実がはじけて、決して裕福ではない衣服を身に付け、その上着の一部も紫色にして、坊主頭の男の子たちが5~6人で何やら騒ぎたてながら・・・そんな 光景をどこかで見たような気がした。

見上げると、艶っぽい丸々したさくらんぼがまだ落ちもせずたくさんなっている。

さくらんぼの先に朝の空がすけて見え、何かメロディが流れてきた。そうそう、流れるように聞こえてきたのは「さくらんぼの実る頃」加藤登紀子の歌っているシャンソンだった。

当時、加藤登紀子のアルバムをテープで買って、あまり繰り返し聴いていたのでテープが切れてしまった。残念なことにそれ以来聴いていない。不思議なことに、さくらんぼを見ていたら、あの切ない歌が今一度流れてきたのだった。

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