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2009年1月29日 (木)

星になったまささん

穏やかな語り口と笑顔が永遠のもののような気がしていただけに、まささんの死は私にとって衝撃だった。

時折やってきて、自分の病気のこと、病院のこと、子供たちのこと・・・、まささんは気のすむまで、私も笑って聞いていた。

前日、まささんは少し苦しそうだったが「息子は海外出張が多いいので、連絡しなくてもよい。娘は子供がいま大学受験の最中なので連絡してはならない。」そう言い張った。

まささんはそんな人だ。何があっても一人で笑顔で生きてきた。「大丈夫だから・・心配いらないから・・」と、絞り出すように言う声に押されて部屋を出ようとすると、まささんは「アア・・・ちょっと」と私を引止め、ゆっくりと暗証番号を言った。「これですべてを済ませてくれ」

翌朝だった。まささんに会いに行くと、眠りのまま黄泉の旅に出てしまったまささんが一人いた。苦しんだ様子はなく、静かに眠っているような顔だった。

家の中にいるとつまらないんだよ。話し相手がいないだろう・・。天気の良い日に畑に出ていると、近くの専門学校に通う学生が挨拶してくれる。それが楽しいんだ・・・・・。

まささんはどの星になったのだろう。笑顔で輝いているに違いない。

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